「少年たちはなぜ再犯を繰り返してしまうのか」を課題に、中村すえこさんが男子少年院に入院中の少年たちの生の声を聞き取り編集したドキュメンタリー映画「記憶2」の上映とトークが22周年事業でした。

すえこさんなどからの問いかけに思いを精一杯語る彼らの姿に驚きましたし、印象に残った言葉は、「愛されたかった」「甘えたかった」「逮捕されてホッとした」などでした。いかに周囲の社会から彼らが追い込まれていたのかを表す言葉のように感じます。それでも彼らは、未来に向けての夢も語ってくれました。その姿は、必死に彼らを取り巻く学校や社会、そして大人たちに「もっと考えてほしい」と訴えているように思えてなりません。

このような機会が持てましたのは皆様のおかげです。本当にありがとうございました。