我々の持つ脊髄損傷という障害は、交通事故やスポーツ事故等により背骨が折れ、背骨の中の神経が損傷を受け、手や足や体幹が麻痺し動かなくなってしまう障害です。そして車いすや寝たきりになってしまう方がほとんどです。
そのため、着替えや入浴、排尿や排便、褥瘡予防や血圧低下への対応、体温コントロールへの対応等々、まず日常生活への対応が求められます。この基礎の部分がクリアーされ、やっと外出等の社会参加が可能となります。
このような日常生活での課題の対応や社会参加は、各会員それぞれが日々工夫し行っています。
この温泉療養(情報交換会)は、各会員の日々の工夫や体験、経験を会員が一堂に会し情報交換する大変貴重な機会となっています。
赤い羽根共同募金を通し皆様の善意の寄付を、我々の「生活の中の、前進のための一歩」に活用させて頂きました事を心よりお礼申し上げます。